そこで今回は、トラックのシフトノブの交換方法についてご紹介します。交換時のポイントや、シフトノブの選び方についても解説します。
著者紹介
ジェットイノウエをはじめとするトラック用品・トラックパーツを取り扱うオンラインショップ「トララボ」の商品担当です。トラックのシフトノブや関連商品をはじめ、トラックドライバーの皆さまを応援する様々な商品を紹介しています。
トララボを見てみるトラックのシフトノブの交換方法
さっそく、トラックのシフトノブの交換方法を見ていきましょう。トラックのシフトノブ交換3つのステップ
- ステップ1.ネジのサイズやタイプを確認する
- ステップ2.シフトノブを反時計回り(左回り)に回して取り外す
- ステップ3.交換するシフトノブを取り付ける
まず、トラックのシフトノブは多くの場合ネジ式になっています。シフトノブによっては、ネジ径やピッチ(ネジ山の間隔)が違うため、あらかじめトラックのネジを確認し、適合するタイプのシフトノブを選びましょう。とくに、違うトラックメーカー同士ではネジのタイプが違うことが多いため、念入りに確認が必要です。
シフトノブ・エクステンションレバー適合表
以下に、車種ごとの適合表を載せておりますので、ご参照ください。
ネジを確認し交換するシフトノブが用意できたら、今取り付けているシフトノブを取り外していきましょう。反時計回りに回転させながら取り外していきます。シフトブーツがシフトレバーに覆いかぶさっているタイプなら、あらかじめシフトブーツを引き下げておくと作業がスムーズに進みます。
最後に、交換するシフトノブを取り付けていきます。時計回り(右回り)にネジを締めるように取り付けていきます。このときしっかり固定しておかないと、運転中の振動でネジが緩んでしまいます。安全にトラックを運転するためにも、きちんと取り付けを行いましょう。
交換アダプターを使えばネジの口径を交換できる
「気に入ったシフトノブが見つかったけど、ネジの口径が違う…」そんなときは、口径交換アダプターを活用しましょう。
口径交換アダプターは、ネジの口径を任意のタイプに交換できるアイテムです。ネジの口径が違ってもネジを?合わせることができるので、気に入ったシフトノブを自分のトラックに装着できます。
エクステンションを使えばシフトノブを延長できる
シフトノブの長さを調整したいときは、エクステンションを使用しましょう。シフトノブの高さや長さを変えるだけでも、運転のしやすさや快適さは変わってきます。
エクステンションの種類は真っすぐの棒状タイプだけでなく、やや曲がったタイプや角度を調節できるタイプもあります。例えば、シフトノブが長すぎるとハンドルに当たってしまうといった場合がありますが、曲がったタイプや角度を調節できるタイプなら好みの状態にカスタマイズできます。
エクステンション一覧はこちら
トラックのシフトノブの選び方
ここまでトラックのシフトノブの交換方法についてご紹介してきました。ここからは、シフトノブの選び方について見ていきましょう。
トラックのシフトノブは実に多彩な種類が揃っており、どれを選ぶか迷ってしまうものです。ここでは、形状や素材といった項目ごとの特徴をご紹介しますので、商品選びの参考にしてください。
形状
シフトノブの形状は、握ったときの使用感に大きく影響します。
・ガングリップ
・球体
・スティック
【ガングリップ】
ガングリップタイプは、純正のシフトノブに多い形状です。上からでも横からでも握りやすく、どのような人でも馴染みやすい形状です。しっかり握るだけでなく、手のひらで押すようにして操作できる点もガングリップの特徴でしょう。
【球体】
球体は丸い形状をしたシフトノブです。上からすっぽりと包み込むように握ることができ、フィット感が高まります。手のひらで操作しやすいのも球体の強みです。
【スティック】
スティックタイプは、棒状のシフトノブです。横からシフトノブを操作するようなイメージで、軽い力でも動かしやすい特徴があります。女性のドライバーから人気が高い形状です。
【素材】
握ったときの感触にこだわりたいなら、シフトノブの素材にこだわってみましょう。
・ウレタン
・アルミ
・ステンレス
【ウレタン】
純正のシフトノブに多いのがウレタン素材です。柔らかく手に馴染みやすいだけでなく、安価で販売されているのも特徴の一つ。また温度変化の影響を受けにくい点も魅力です。
【アルミ】
アルミ素材は軽さが特徴で、ギアに負担をかけずダイレクトな操作感を楽しめます。スポーティーな操作性を求める方に人気です。一方で、温度変化を受けやすい点はネックでしょう。
【ステンレス】
ステンレスは重量感があり、安心感のある握り心地が特徴です。シフトノブそのものが重いため、確実なシフトチェンジが可能になります。
【長さ】
シフトノブを選ぶ際は、長さも重要なポイントになります。
【長いシフトノブ】
長いシフトノブは「てこの原理」が働くため、少ない力で操作することができます。一方でノブが長くなるため素早い操作には不向きな特徴があります。また、少ない力で動かせるため、意図せずにギアが入ってしまう点は慣れるまで注意が必要でしょう。
【短いシフトノブ】
短いシフトノブは、素早い操作を実現します。ダイレクトなギアチェンジが可能となり、N(ニュートラル)に素早く戻せるのもメリットです。一方で、長いシフトノブに比べ「てこの原理」が働きにくく、ギアチェンジが重くなる点がデメリットといえます。
【デザイン】
最後に、トラックのシフトノブを選ぶ際は、デザインも参考にしましょう。やはりトラックをカスタマイズする醍醐味といえば、自分の好みにアレンジできる点です。
・車内のコーディネートに合わせる
・好きな形状や個性的な形状を選ぶ
・高級感のある質感を求める などなど、自分の好みに応じてデザインを選んでいきましょう。
まとめ
トラックのシフトノブは、次の手順で交換することができます。
- 手順1.ネジのサイズやタイプを確認する
- 手順2.シフトノブを反時計回り(左回り)に回して取り外す
- 手順3.交換するシフトノブを取り付ける
シフトノブは比較的簡単に交換することができ、カスタマイズをしやすい部分になります。トラックは長時間運転することが多いため、使い心地や見た目の好みに合わせてカスタマイズしてみましょう。